「香育とは」

「香育（こういく）」は子どもたちに向けた「香りの体験教育」です。植物の恵みである精油（エッセンシャルオイル）の香り体験を通して、五感のひとつ「嗅覚」に意識を向け、豊かな感性や柔軟な発想力を育むとともに、人と植物の関わり、自然環境の大切さを伝えます。

香りは、わたしたちの人間や動物、虫、植物がいきていくためにとても大切なものです。
「香育」では、人間や植物にとっての香りの役割などを学んだ上で、植物によって香りが異なることや、ひとそれぞれで嗅いだときの気持ちが異なることを体感します。また、ＡＥＡＪでは５月１９日を「香育の日」と制定し、普及啓発を行っています。

・実施場所
学校　小・中・高等学校での教科、クラブ活動、課外授業など生徒たちの教育として実施しています。

・地域
児童館や図書館、公園、植物園などの公共施設から民間施設まで、地域の子供たちへ向けたイベントや講座などを実施しています。

・家庭
家の中や自宅の庭で、時には散歩をしながら、親から子へ植物の香りの体験や植物の恵みの大切さを伝えることができます。

・ＡＥＡＪ認定アロマテラピーインストラクター・環境カオリスタの資格取得者が、学校で小・中・高生を対象とした香育を実施する事を「ＡＥＡＪ学校香育」と称します。また、ＡＥＡＪ会員のこの活動を支援するために「ＡＥＡＪ学校香育サポート制度」を設けています。２０１６年３月末までに延べ８２２校で実施し、４５，０００人以上の生徒が体験しています。
～協会ＨＰより～

【香育授業の感想】

＊色々な香りを知ることができました。また、アロマテラピーの楽しみを知ることができ、家でもやってみたいとおもいました。

＊手浴法はとても気持ちが良かったです。服の上からのタッチケアは身体の体温が上がった気がしました。
サシェを作り良い体験になりました。ラベンダーの香りは心をおちつかせてくれる香りなので、疲れがたまったてる時などに
良いと思いました。

＊授業を受けてから、お店でも精油コーナーに行くようになりました。
授業を通して精油の選び方や自分に合う香りを知ることができ良かったです。

＊手浴法は、自分達の好きな精油を入れ、手だけなのに身体がすごく温かくなり、足の部分浴をしたらもっと温まるなと思いました。

＊数回の授業の中、ルームスプレー、芳香浴法、タッチケア、部分浴法、サシェ等盛りだくさんで充実した内容でした。

＊サシェに乾燥したラベンダーを入れ、１年以上も香りが続くと知り、結構長く使えるだと思いました。香りが薄くなったら自分の好きな精油を付けてみたいと思いました。数回のアロマの香育授業を通し、アロマに対して更に関心しました。家でもアロマを使ってみたい。

＊数回の香育の体験でしたが、とても勉強になるものばかりでした。タッチケアは少ししてもらうだけで気分も身体も楽になったので、これから高齢者の方にすることができたらしたいと思いました。

＊数種類のアロマの中でも自分の苦手な香りは逆効果だと知り、もっとも好きな香りで、安心できる香りを慎重に選ぶことができました。アロマの精油の効果を実際に体験して、リラックス感など様々なことを知ることができとてもよかったです。就職先でもアロマを使って生かせるようにしたいです。

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私の想いで香育体験
・協会香育体験の例として家庭があげられています、その中で私の子供の頃の香育体験の話です。

私の実家は、十勝の小さな村にあります。家は兼業農家でしたので、両親はいつも忙しく、よく独りで裏庭にある低い木に登ったり、木の実や朴の木の葉、柏の大きな葉を拾って、器に見立てておままごとをしていました。 子供の頃から樹木や葉、季節によって草花の香りを身近に感じながら育ちました。私は裏庭にある低い木に、１度足を引っ掛けてよじ登るのですが、一回では登れず何度かチャレンジし、やっと登れる状態でした。
その為、いつも手足や服には樹木の香りが付き、現在でもウッド系の香りを嗅ぐと、穏やかな懐かしさを感じます。今でも自宅にある植物達に触れ、お世話をしていると、気持ちと身体が「ふっと」軽く清々しくなり元気にもなります。私にとって香育とは、私の想いでと植物のパワーをもらい、イキイキと過ごせるきっかけとなってます。

・雪が解けて春先には・・・大地の力強い香り
・春から夏に向けて・・・むせ返るような新緑と花々の香り
・秋から冬になると ・・・透き通るような空気の匂いと枯草と樹木のウッディーな香ばしい香り